2021年度 県民登山大会(榛名神社周辺) 10月24日
今年度の大会は、10月24日(日)、秋空の快晴の下、一般17名+会員56名+本部待機役員6名(合計79名)が参加し無事に終えることが出来ました。
今回のコースは、「群馬の山歩きベストガイド」掲載のものを少々アレンジ、県連開催ならではのボリュームに調整したものになりました。
「大鐘原ヶ岳~天狗山~鏡台山」縦走周回コースは、急登・痩せ尾根・植生・読図・展望など登山の醍醐味を凝縮した設定で、ステップアップにお勧めと考えました。
「榛名神社~天目山」往復コースは、関東ふれあいの道に設定され、自身の脚で榛名山を登り上げて湖畔を眺め、山と人の歴史を感じる味わい深いルートを紹介しました。
どちらも榛名神社門前町を通過して歩くことから、登山後の疲れた体を癒してくれる甘味噌の焦げる美味しそうな香りに後ろ髪を引かれた方も多かったのではないでしょうか。
次に仲間とこのコースを歩かれる際には、是非とも門前町をゆっくり楽しんでいただきたいと思います。
大会開催の最終決定が開催10日前まで遅れるという異常事態であったものの2日前に群馬県内の警戒度が「2」に下がるなど、世間が都合を合わせてくれたのではないかと思える好条件で当日を迎える事が出来たことがありますが、直前までコロナ禍に翻弄され開催が危ぶまれる中、各委員・会員の方々に計画コースの下見・行動管理・必要機材の手配などを含め開催当日を安心して迎えられる準備協力をいただけましたこと、また当日の各グループの行動を無事に終えることが出来ましたこと、大変感謝申し上げます。
前述のような状況の中、2本のコース設定に絞り、10名以下の小グループ行動とするなど「登山再開に向けてのガイドライン」をベースとした団体登山の基本対策を取り入れたことは、行動管理を容易・明瞭にする点で効果があったと思います。
しかし、この小グループ行動は、従来あった横の交流を分断し、色々な場面で情報交換が出来るイベントの醍醐味を削いでいるのではないかとも思われ、早く新型コロナを制した生活が送れることを願わずにはいられません。
天候に恵まれた今回の大会、紅葉には少し早かったもののコースを歩かれた方々にはご満足をいただけたと感じましたが、運営管理にはまだまだ改善すべきところが多数残りました。これらの課題は、次に活かすべく会員の皆さまと相談しながら進めて行きます。
県民登山大会は、山歩きを楽しむ為の啓発活動の場でもあります。会員の登山技術・知識を公開することから、我々自身の研鑚の場とも捉えて取り組んで行きたいものです。
今後も会員の皆さま・ご参加いただく皆さまのご協力どうぞよろしくお願い申し上げます。
事務局長 小池寛喜
「大鐘原ヶ岳~天狗山~鏡台山」縦走周回コース
「榛名神社~天目山」往復コース